昨年より1か月早く100万人達成
台湾を訪れた日本人旅行者が、9月に延べ100万人を超えました。
新型コロナウイルスの影響で一時は大幅に減少した日本からの訪台客数ですが、観光需要の回復とともに順調に増加しており、コロナ前の水準に近付きつつあります。
台湾交通部観光署の発表によると、100万人に達したのは推計で9月25日。これは前年よりも約1か月早いペースとのことです。2025年上半期(1月~6月)の訪台客数は、昨年同期比で約10%増えており、中でも日本人客は11%以上の伸びを記録しました。
同じく2025年上半期の訪台客を居住地別にみると、最も多いのが日本人で16.2%。次いで香港(13.6%)、韓国(12.7%)、米国(8.6%)、フィリピン(7.5%)となっています。
訪台客の増加には、航空路線の拡充や台湾観光地の魅力発信の強化などが背景にあります。特にグルメやローカル体験を重視した個人旅行が人気を集めており、若年層からシニア層まで幅広い層に支持されています。
一方、台湾人の出国目的地で最も多かったのも日本で、その割合は35.8%。延べ人数にして約330万人が日本を訪問した計算となります。
今後も日台両国の交流が活発化することで、旅行市場のさらなる拡大が期待されます。日本と台湾をつなぐ旅の需要は、これからも堅調に推移していくことでしょう。
参考:フォーカス台湾(リンク)

