台湾に現存する唯一の清代官職の邸宅

霧峰林家宮保第園區

台湾の歴史と文化、そして壮麗な建築様式を感じることが出来る

霧峰林家宮保第園區は、台湾台中市霧峰区にある「霧峰林家」の広大な邸宅群の一部で、その中でも特に重要な「宮保第」と「大花庁」が公開されています。台湾の五大家族の一つである霧峰林家の歴史と文化を伝える貴重な場所です。

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五進十一開間という特徴的な配置(五つの中庭と十一の区切られた空間)を持ち、第一進から第五進までの建築が並ぶ(第四進は現存しない)内部の装飾は精緻で、木彫りや螺鈿細工など、当時の最高の技術を見ることができる。第五進の先にある円洞門をくぐると、林家の象徴である大花廰(1890年)があり、回廊が巡る独特の空間で、中心には富貴の象徴である牡丹の天井を掲げた舞台があります。