台湾が世界に誇る紹興酒を製造している工場

埔里酒廠（プーリーチューチャン）は、水質が良いことで知られている台湾南投県埔里鎮にある酒造工場です。
日本統治時代には天皇陛下御用達の「萬寿酒」、中華民国に復帰してからは総統主催の国宴に用いられた「介寿紹興酒」、また近年では「愛蘭白酒」など、各時代で最高級の酒を造り続けてきております。

工場の一部が観光客に開放されており、酒文化館は、1995年に台湾で初めて設立された酒に関する文物館で、中華民国公売局が販売している各種アルコール類や芸術性の高い酒壺などが展示されており、紹興酒の歴史や製造過程について学ぶことができます。１階では紹興酒だけでなく、紹興酒を使ったアイスキャンディーや紹興酒風味のおこわや、「紹興香腸」と呼ばれる紹興酒で味付けしたソーセージはとても人気です。